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人工知能の高まりをうけて「プログラミング教育」も必修化!?

2019年07月23日
パソコンを持っている女性

2016年4月に文部科学省から、2020年度から小学校におけるプログラミング教育の必修化が発表されました。このニュースは非常に話題となり、多くのメディアで取り上げられていますが、なぜ小学校のうちからプログラミング教育が行われるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

文部科学省が、プログラミング教育を必修化した背景には、人工知能やIoTなどの発展により、近い将来、社会構造が大きく変化すると予想されていることが挙げられます。人工知能やIoTなどが発展した近い将来、多くの仕事が自動化されることで、現在存在する仕事の多くが失われたり、逆に新たな仕事が生まれると言われています。このような、多くの業種で自動化が進み、人工知能などを利用した新たな仕事が生まれるような社会に対応するには、IT領域に強い人材を育成しておくことが求められるため、プログラミング教育の必修化につながったのです。

また、将来的なIT人材の不足も、プログラミング教育の必修化が決定された要因のひとつです。人工知能やIoTの普及に伴って、将来的にIT人材の需要は増加していくと予想される一方で、IT人材は2019年をピークに徐々に減少していくとされており、2030年には最大で79万人ものIT人材の不足が生じる可能性があると言われています。そのため、IT分野に強い人材の育成と確保は、日本という国家が成長していくためには必要不可欠な要素となっているのです。

このような背景により、プログラミング教育が必修化が決定されましたが、実際の現場ではどのような教育が行われるのでしょうか。一般的にプログラミングと聞くと、コンピューターに向かってコードを打ち込むというイメージを持つ方が多いかと思いますが、小学校でのプログラミング教育ではコーディングを教えるといったことは行われません。

プログラミングを行う上で最も重要なのは、コードの記述方法を学ぶのではなく、目的達成のためには、どのような手順でコンピューターに指示しなければならないのかを考える論理的思考力です。論理的思考力を身につけることで、問題解決能力や物事の本質を理解する能力の向上にもつながるため、たとえ将来的にIT分野の職に就かなくともプログラミング教育は必要であるとされています。具体的には、既存の算数や理科などの科目に、プログラミング的要素を加えることで論理的思考力の育成が行われます。

このように、プログラミング教育必修化は、論理的思考力を養うことによって、将来到来するであろう社会的な変化に対応できる人材の育成と確保を目的に実施されるのです。